静電気に思わぬ危険が!ガソリン給油時に静電気除去パッドに触れていますか?

さわやか秋風が吹く季節になりました。過ごしやすくなった一方、気になるのが乾燥です。特にこれからの季節、嫌なものといえば、静電気!車に乗ろうとドアに触れた途端、ビリッ!と イヤですね。

静電気の原因は乾燥と摩擦。冬場は重ね着で服と服がこすれ、空気も乾燥しているので、静電気が起きやすいのです。

実は怖い静電気

最近よく見かける、セルフスタンド。価格の安さと気軽さで利用されるかたも多いのではないでしょうか。スタンドには必ず、静電気除去パッドが用意されていいます。これは静電気によるガソリンへの引火を防止するため。

給油ノズルを給油口へ差し込んだ時に静電気の火花が起き、ガソリンに引火してしまう可能性があるからです。実際に海外では給油時に静電気が原因で引火してしまった事例が多く報告されています。

先日、火災予防の講習会で静電気の電圧を図る機会があったのですが、なんと2000V!除去シートに触れた後は0.9Vにまで下がっていました。

事故を未然に防ぐために、給油の際は、必ず静電気除去シートに触れてください。

気を付けたい冬場の火災の意外な原因

トラッキング現象

コンセントに差しっぱなしのプラグに溜まったほこりに湿気などの水分が付着し、電気が流れて、そして炎が発生するという現象で、電気製品を使用していなくても、電源がOFFであっても、コンセントにプラグが差さっているだけで発生します。使用しないときはコンセントからプラグを抜き、さしっぱなしのプラグは時々点検してほこりをふき取りましょう。

そのほか、タコ足配線や電気コードが家具の下敷きなっていないか、等々。

朝晩、肌寒くなったこの頃、暖房器具を出された方もいらっしゃると思いますが、火災事故に気を付けてあたたかく冬を迎えましょう。