初秋は台風の季節!命とクルマを守るために備えたいこと

9月は台風が多く発生する時期でもあります。
近年は災害級の強い台風が発生することもあり、一定の備えも重要となってきています。

台風接近!その前に確認したいこと

ワイパーの交換

運転中の視界を確保してくれる重要な装置が「ワイパー」です。
ワイパーのゴムが劣化すると、油膜が張ったり、水をしっかりふき取ることができずに「跡」が残ることがあります。
そのため定期的な交換が求められます。

一般的にワイパーゴムの交換は半年~1年、ワイパーブレードは1~2年ごとと言われています。
ゲリラ豪雨は突然やってきます。
無理な運転はしないまでも、急激な視界不良には備えたいものです。

フロントガラスの撥水コーティング

フロントガラスに撥水コーティングをするのも効果的。雨粒を水玉状に変化させて走行時の風圧で弾いたり飛ばすことができ、雨の日の視界がクリアで安全性が向上します。

タイヤの溝の確認

タイヤの溝は雨の日に雨水が通り排水されることで走行を安全に保つ役割があります。その溝が少なくなってしまうと排水が十分に行えず、スリップしやすくなります。タイヤを確認して、スリップサインとタイヤの表面が3mm以下になったら、必ず交換するようにしましょう。

ハイドロプレーニング現象

また、タイヤの溝が少なくなると「ハイドロプレーニング現象」が起きやすくなります。
「ハイドロプレーニング現象」とは、クルマがぬれた路面を走行中にタイヤと路面の間に水の膜ができ、摩擦力が失われて車の制御が困難となる現象のことをいいます。


大雨によって路面がウェットな状態になっている際には、スピードを落とすことはもちろん、予防策としてはタイヤの空気圧や溝の深さを定期的に点検することが重要です。

エアコンフィルター・エアコン掃除

湿気がたまると、家の中と同様、車の中もカビや雑菌が繁殖しやすくなります。エアコンをつけたときのカビ臭い匂いは不快感だけでなく、健康にも影響があり。
フィルターが汚れているとエアコンのききも悪くなるので、まずはエアコンフィルターの交換をしてみてはいかがでしょうか。交換の目安は1年に1度です。

アンダーパス

ゲリラ豪雨や台風などによって、これまでに氾濫したことが無いような河川が増水し、やがては市街地などに越水することがあります。
とくに増水した水が道路に押し寄せ、排水がままならなくなると路面が川のようになることも…。
そのときに注意する必要すべきは、路面を潜らせたように通過させる「アンダーパス」と呼ばれる構造の道路です。

 

JAFの試験では水深30cmでエンジンルームに多量に水が浸入、60cmで自動車が停止したそうです(参考:https://jaf.or.jp/common/attention/flood)。
また、アンダーパスに水が溜まっている場合、走行中にその推進を見極めるのが困難です。
日常生活で移動する際は、どこにそうした場所があるのかチェックをし、非常時の際は近づかないようにしましょう。

台風・大雨災害に備える

台風災害については、以前も弊社ウェブサイトで特集しました。

\今すぐ備えよう/防災情報【洪水編】

第2回 避難リュックを準備しよう!

第3回 台風が来る前に家周りのチェックしよう!

「備えあれば憂いなし」。
侮ることなく、より、普段からのシミュレーションが大切になる時代になってきたのかもしれません。