「エンジンがかからなくなった!バッテリーの問題?」と思われる方が多いと思います。もちろん、バッテリーが原因の事が多いのですが、バッテリーの蓄電に重要な役割を果たす、オルタネータの不具合の場合もあります。
オルタネータとは?
電気を作る「発電機」のことです。エンジンが駆動することで生じる回転力を電気エネルギーに変換する装置です。発生した電気エネルギーは車全体供給され電気系統を動かし、余った電気はバッテリーに送られ、充電されます。
間違えやすいオルタネータの故障とバッテリーの故障
オルタネータが故障してしまい、車に電力を供給する事が出来なくなると、バッテリーに充電されている電気を使用しますが、バッテリーには走行中に電力を供給し続けることのできる容量はないので、エンジンは止まります。この際に、オルタネータの点検をせずにバッテリーに交換しても、すぐにまた同じ症状がでてしまいます。バッテリー、オルタネーター、電圧降下を、テスターを使ってしっかりと測定する必要があります。
オルタネーターの点検整備には充電電圧をチェック
エンジンをかけた状態でテスターを使って、バッテリーの電圧を計ります。その結果、電圧が大体13Vくらいから15V以内であれば、正常だと判断します。電圧が12V以下なら充電不足の可能性があり、15V以上の場合は過充電の可能性があります。またヘッドライトやエアコンなどの電装品を使用して、負荷をかけた状態で電圧が安定しているかも確認します。オルタネーターが正常でないと、バッテリー上がりなどのトラブルが発生します。オルターネーターベルトが緩んでしまっている場合も、正常に発電することが出来ません。
オルタネーターには寿命があります。10年以上乗られている、走行距離が約10万キロ以上のお車は、特にこまめな点検整備が必要となってきます。
快適なカーライフのためにも、故障があってからの修理・交換ではなく、事前の点検で早期に不具合を発見することが大切です。
お車の異常を感じたら、藤沢自動車【0465-83-3521】までお気軽にお問い合わせ下さいませ。