あなたのクルマ、冬の準備は済んでいますか??
先日、大きく報道された「チェーン規制」に関するニュース。まずは時事通信社からの記事を一部引用します。
雪で立ち往生の車に罰金=チェーン装着を促進―国交省検討
(中略)
気象庁の統計データによると、近年は短時間に大雪が降る「ゲリラ豪雪」が局所的に発生。直近6年間に観測史上最高の積雪を記録した地点は全国の32%を占めており、雪の降り方は極端になった。2014年2月に関東甲信越を襲った大雪では、長野県軽井沢町の国道などで車の立ち往生による大規模渋滞が発生。除雪作業の妨げにもなるなど問題となった。
国交省は今後、具体的な金額などを詰め、道路法で罰則を規定する方針だ。来冬以降の実施を目指す。担当者は「鉄道を止めると損害賠償が請求されるケースがあるが、道路も同じ。勾配が5%を超える区間では立ち往生が多く発生するのでチェーンを装着してほしい」と話している。
15年度に国が管理する国道で立ち往生があったのは547件。9割以上がチェーンを装着しておらず、ノーマルタイヤの車も25%あった。引用元:時事通信社2016年11月21日
チェーンがあれば…!
この記事を読んで思い出すのが2~3年前の冬のこと。静岡県のとある観光地へ出かけたのですが、帰路、なぜか渋滞を起こしてなかなか進みません。
知り合いの自動車整備会社に尋ねると、どうやらその先の坂道で大型バスが雪で滑り、前にも後ろにも進まない状態になっているのだとか。
結局、5時間もの渋滞に巻き込まれてしまったのですが、地元ではしばしば同じようなトラブルが起こる坂道で有名だったのです。
渋滞が解消され、私もその道を通ったのですが、坂道の距離はたったの約30メートル。チェーンがあれば登れたはずのちょっとした坂道でも、大渋滞という迷惑を他人にも掛けてしまうのです…。
あなたはチェーンの装着ができますか?
チェーン規制のニュースでは、スタッドレスタイヤだけではダメなのかというのも論点のひとつでした。若干の積雪であればスタッドレスタイヤのみの走行でも問題はないと考えています。しかし、雪が積もるような場所へ行くのならばチェーンの準備は必要です。
同様にチェーンを準備するという前段階の、チェーンを装着できるかどうかの準備も大切です。ジャッキアップの仕方や、ジャッキアップを設置する個所など、前もって確認と練習をしてみるのも良いでしょう。
また、以前の記事にも書きましたが、路面の温度が下がってきたらスタッドレスタイヤに履き替えることをおすすめします。雪が降っていなくても、です。
運転する者としてのマナー
冒頭にも書いたとおり、もし自分の車がスリップして大渋滞を引き起こした場合の様を想像してみてください…。
ちょっとした準備不足が大勢の方に迷惑を掛けてしまう冬の道路…。
路面温度が下がったらスタッドレスタイヤ、雪路へ行くのならチェーンの準備を!運転する者としてのマナーを守りましょう!
藤沢自動車でもご相談承ります
ちなみに、弊社藤沢自動車株式会社(ロータスフジサワ)でもスタッドレスタイヤの交換やご相談を承っております。
今からでも遅くはありません。ぜひ、お気軽にご来店・ご連絡ください!