8月も猛烈な暑さからスタートしました。今年の夏は、高温に大雨のニュースが連日伝えられています。年々、地球に生き物が住みづらくなるようで、ちょっと不安ですね。
異常気象の中、皆様の愛車の調子はいかがでしょうか?
今年は猛暑の影響で車のトラブルが増えています。少しでもおかしいな?と感じたら、お早めに点検を!
特に夏の長距離ドライブの前には、必ず点検されることをお勧めします。
さて、“異例の猛暑”は“異例の大雨”の原因となります。西日本豪雨では大勢の方が被害にあい、多くの人が車内への閉じ込められ、救出される姿が報道されました。車が水没してしまったら!そんな最悪な事態で慌てないためにも、気を付ける点と対処方法を紹介します。
突然の豪雨!次の場所には近づかないようにしましょう!
- アンダーパス
- 河川や用水路付近
- 海岸沿いやがけのそば
アンダーパスなどすり鉢状の道路では水がたまりやすく、車からの見た目では深さを測ることができません。水がたまっていたら、必ず引き返しましょう。
家の近くだけでなく、通勤などでいつも使う道もハザードマップで危険個所を確認しておきましょう。
- 小田原市ハザードマップ
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/disaster/disaster/nature/damagefrom/floodmap.html - 大井町ハザードマップ
https://www.town.oi.kanagawa.jp/soshiki/3/hazard-map.html - 開成町洪水ハザードマップ
https://www.town.kaisei.kanagawa.jp/forms/info/info_print.aspx?info_id=2644 - 松田町ハザードマップ
https://town.matsuda.kanagawa.jp/soshiki/3/bousai-bouhan.html
もしも、車が浸水してしまったら?
クルマはある程度の冠水や浸水に耐えられるように設計されています。しかし、 一般的に走行可能とされる水深は、乗用車であればドアの下端、つまりクルマの床面が浸からない程度です。ただ、車内にいる限り、クルマの床面以上の水深であっても、すぐには浸水してきません。そのため、うっかり水深の深い水たまりに侵入してしまって、クルマが浮いて前後に動かなくなり、エンジンの吸気口から水を吸ってしまったり、排気管が水圧で塞がれてしまい、エンジンが停止し、そのまま立ち往生といった状況が発生してしまうのです。
万が一、クルマが冠水し車内にまで 浸水してしまった場合は、すぐにクルマを止め、慌てずにエンジンを停止させましょう。 その上で避難経路を考えます。その際、いきなり車外に出るのではなく、ゆっくりと足を地面へ下ろし水深を測りながら、進んできた方向とは逆(もどる)方向に歩いて避難しましょう。水たまりが濁っている場合は地面の状況がわかりません。マンホールのふたが外れていたりすることもありますので、一歩一歩、確かめながら歩くことが大切です。
JAF クルマが冠水・浸水してしまったら?
http://qa.jaf.or.jp/trouble/disaster/08.htm
もしも、車内に閉じ込められてしまったら?
慌てずに、まずシートベルトを外します。
ウインドウガラスが水面より高い位置にある状態なら、ウインドを開けてクルマのルーフ(天井)に上るようにして脱出します。
パワーウインドウの場合は水による電気系統のトラブルやガラスにかかる水圧で開かなくなってしまった場合は緊急脱出用ハンマーでガラスを割って脱出します。
(緊急脱出用ハンマーは運転席から手の届くところに常備しましょう。)
外からの水圧によってドアを開けることができず、ウインドウガラスは開かずハンマーもないといった事態でも慌てずにまずシートベルトを外して動きやすい態勢をとりましょう。
次第に車内に水が入ってきますが、外の水位との差が小さくなったときがチャンスです。圧力の差が縮まるためドアにかかる水圧も小さくなるので、ドアが開けやすくなります。車内に取り残されてしまうと真っ先に外に脱出したくなりますが、車はなかなか沈まないものです。ドアが開きそうな状態であると感じたら、大きく息を吸い込み足など力を込めて押し開けます。落ち着いて脱出の機会をうかがいながら、そのタイミングを逃さず、一気に脱出を図りましょう。
JAFクルマが水没したときの対処と脱出方法とは?
http://qa.jaf.or.jp/trouble/handling/06.htm
水没・浸水した車はエンジンをかけないで!
床面を超えての浸水・冠水した場合は、エンジンに水が入っている可能性があります。
その状態でエンジンをかけるとエンジンを壊してしまう上、浸水・冠水の場合には、電気系統のショートにより感電事故やバッテリーのショートによる車両火災などが発生する恐れがあります。特に電気自動車やハイブリッドカーの場合は、むやみに触れず、直ちにロードサービスや自動車販売店に連絡してください。
今年の猛暑に限らず、毎年、全国各地で台風や大雨などの風水害で被害が発生しています。日頃から災害に巻き込まれることを考えて準備しましょう。いざという時に落ち着いて行動し、被害を最小限に抑えましょう。
あれ?おかしいかな?と感じたら、早めのメンテナンスで安心安全カーライフを!